vol137 海外就職で年収100万円ダウンした話【タイ現地採用の現実とキャリア】

タイで働く

今日はタイ現地採用として働くわたしの残念な現実。
海外就職で年収100万円ダウンした話」です。

大学卒業後は新卒で日本のとある企業に就職し、
東京で2-3年ほど総合職として働いていました。

ひょんなことからタイ・バンコクで
現地採用として働くことになりました。
タイが好きとか海外移住したかったとかいうわけでもなく、
本当になぜか、ひょんなことから、としか言いようがないのですが…。

この選択によって
わたしの年収は100万円ちかくダウンしました。


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新卒・東京OL時代の年収

 

先ほども書いたとおり、大学卒業後は東京にある企業に就職。
一部上場の有名企業で給料・福利厚生も悪くなかったと思います。

 

 

厚生労働省のデータによると、
大卒者の初任給平均は21万200円
(令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況/厚生労働省)

わたしが新卒で就職した際の初任給も
このデータ通りざっくり20万円前後だったと記憶していますが、
毎年の昇給、ボーナス、残業代等々がつき、
最終的な東京OL時代の年収は400万円程度
会社からの住宅補助があったり、
サービス残業等はいっさいなく残業代は満額支給。

 

お金のかかる趣味やお酒を飲む習慣もなく
自炊したりしてうまくやりくりし、
たまにブランドバッグを買ってみたり
ボーナスが出たら海外旅行に行ったり
まあまあ人並みのいい生活、
独身の女らしい生活をしていたと思います。


シンガポールへ旅行したことも。

あのままずっと働いていれば
たぶんリッチなセレブ生活はできないけど
東京で人並みの生活は送れたと思います。

産休・育休をとって働いている女性もたくさんいて、
女性も長く働ける会社でした。

タイ現地採用の年収

タイの法律で定められている、
日本人をタイで雇用する際の最低賃金は月給5万バーツ。
年収にして60万バーツなので約210万円が最低ラインになります。

 

職種やスキル、勤続年数によるものの、
20代現地採用だと月給5万~7万バーツが平均的なレンジと予想します。
ということで月給5万~7万バーツを平均額とすると、
わたしもこの平均額の中に入っており
ボーナスや残業代、手当等を含めて
年収は日本円で300万円程度

東京で働いていたころの年収400万円から、
何と100万円もダウンしてしまいました。

 

転職はよりよい待遇を得たい、収入をあげたい
と思ってやるのが普通じゃないでしょうか。

よっぽどの理由がない限り、
―例えば給料が下がってでもどうしてもやりたい仕事があるとか
とにかく経験を積めたらいいとか―
年収100万円ダウンの転職は異常だと思います。

 

年収300万円の現地採用でも十分生活できる。

ただし、一つ安心してほしいのは
約100万円ダウン、年収300万円の現地採用でも
バンコクで十分に暮らしていけるということ。

 

過去の記事でもご紹介していますが、
生活の質はむしろタイに来てからの方が向上していますし、
日本で働いていた頃と同じくらいの貯金はできています。
(コロナの影響で海外旅行や一時帰国ができない、
お金の使いどころがないのも貯金できる理由の一つですが…。)

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年収としては100万円ダウンしたものの、
家賃や携帯電話代といった月々の固定費がバンコクは安い、
物価もバンコクの方が安いので生活費も下がる、
ということで可処分所得としては変わらないか
むしろタイに来てからの方が
経済的にも精神的にも余裕のある生活をしています。

 

年収100万円ダウンしても、むしろ生活の質は向上した。
貯金もできる。ある程度遊びに使うお金もある。


でも、問題はそこではありません。

 

下がった給料をもとに引き上げるのは難しい。

 

今後もタイでずっと働き続けるつもりの方は毎年の昇給もあるし、
これからご説明することはあまり心配しなくていいかもしれません。

 

ただし、タイ現地採用を数年続けたら
日本に帰って働くつもりの方は要注意です。
(わたしも数年で日本に帰るつもりです。)

 

というのも前職の女性の大先輩にタイ渡航前にお会いし、
タイで現地採用として働くことを話したところ
こんなアドバイスというか警告をいただきました。

若いうちにタイで働くというのはすごくいい経験にはなるけれど、
いちど下がった給料を元のレベルまで引き上げるのは絶対大変だよ。
そこはちゃんと考えておいたほうがいい。

 

転職する際、転職先の会社は通常、
現在の給与額を参考にして給与額を提示してきます。
わたしの東京時代は年収約400万円でしたが、
仮に東京の別の企業に転職しようとした場合、
それまでの経験やスキル、そして「年収400万円」を踏まえて
例えば「年収420万円」を提示してくるかもしれません。
とりあえず20万円UPなので悪くないかな、と思うでしょう。

 

ただし、いまのわたしが転職しようとした場合、
参考にされるのはタイでの給与「年収300万円」。
このデータを持ってタイから東京で就職活動をした場合、
会社は「年収350万円」を提示してくるかもしれません。

それでも50万円UPなのですが、わたしからすれば不満です。
もともと東京で働いている時に400万円もらっていたので、
最低でも年収400万円はほしいのです。

 

先輩はこの年収300万円→年収400万円まで引き上げるのに
苦労する可能性がある、と言っていました。

現地採用後のキャリア。

実際に最近、転職エージェントの方とお話をしました。
年収300万円のデータも渡し、
東京で働いていた頃の年収を踏まえて400万円~、
できれば450万円までステップアップしたいと条件を伝えたところ、
「350万円のラインはお考えではないですか?」と聞かれました。

これも想定内、「やっぱりな」という感じですね。
先輩が言っていた通りです。

 

わたしは日本でもタイでも製造業界で働いているのですが、
次もタイでの仕事経験がいかせる同じ業界で働くつもりです。
また、製造業にとってタイというのは一大拠点ですが、
「タイ現地で働いていた」という経験は
他の人はなかなか持っていない強みではないでしょうか。
100万円ダウンしてでも手に入れた「経験」を
アピールポイントにして交渉できると考えています。

あるいは、海外就職というまだあまり一般的でないキャリアに
自分の希望する会社からの理解を得られないリスクもありますが、
それはそれで仕方がないことです。

 

いざ海外就職するとなると
現地での仕事や生活の不安や楽しみばかり、
あとは就職・渡航準備でドタバタしてしまうのですが、
現地採用のその後のキャリア、人生をしっかり考えておかないと
海外就職はなかなかリスキーな選択になる
ということこそ頭に入れておくべきです。

 

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