vol46 日本車人気のタイ・自動車事情。

タイで暮らす

今日はタイの自動車事情のお話。
タイには日系の自動車メーカーが多く進出しており、
自動車の生産拠点かつ輸出拠点となっていて、
タイでも街中でトヨタやホンダなど日本車を見ます。

この記事では、タイで人気の自動車メーカーランキングや、
人気の車種など、タイの自動車事情をご紹介します。

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タイで人気の自動車メーカーは?

タイでは日本車がたくさん走っていると書きましたが、
実際のメーカー毎販売台数ランキングを、
日本のランキングと比較しながらご紹介します。

こちらは、2019年1月〜12月のメーカー毎販売台数ランキングです。
(出典: マークラインズ)

タイ
日本
トヨタ 32.9% トヨタ 46%
いすゞ 16.7% 日産 11.2%
ホンダ 12.5% ホンダ 10.9%
三菱 8.8% マツダ 5.1%
日産 6.4% スズキ 3.7%
マツダ 5.8% スバル 3.2%
Ford 5.0% いすゞ 2.5%
MG 2.6% 日野 2.1%
スズキ 2.4% レクサス 1.9%
10 Chavrolet 1.5% 三菱 1.4%

 

1位は日本、タイどちらもトヨタ。
トヨタは、2019年の世界販売台数が
VW(フォルクスワーゲン)に続き第2位でした。
世界各国で人気のメーカーで、タイでシェア1位も納得の結果です。

意外なのは、いすゞがタイで2位に入っていることでしょうか。
日本でいすゞというと、
トラックメーカーのイメージが強いと思います。
「はーしれはしーれー、いすゞのトラックー」
という歌を知っている人も多いでしょう。

タイでいすゞが高いマーケットシェアをとっているのは、
ピックアップトラックD-MAXや、D-MAXがベースのmu-Xの人気が背景にあります。
後ほど説明しますが、
タイではピックアップトラックが人気車種の1つです。

日本では10位の三菱自動車が、
タイのランキングでは4位に入っているのも特筆すべき点ですね。
三菱自動車というと日本ではあまり売れないのですが、
タイを始めASEAN地域では根強い人気のあるメーカーです。
三菱自動車もいすゞ同様、
ピックアップトラックTRITONや、PAJERO SPORTSが人気です。

 

ランキングのほとんどを日本の自動車メーカーが占めており、
日本車が人気であることが分かるかと思います。

 

タイではなぜ日本車が人気なのか

ランキングを見ると上位は日系メーカーが占めていますが、
なぜ日系メーカーがこれほど人気なのでしょうか。

理由は様々あると思いますが、
品質や、価格がそのうちの1つに挙げられます。

タイで日本車が人気の理由・価格。

ほとんどの日系メーカーはタイに生産工場を持っており、
安い人件費で車を作れることや、
タイの政策上の様々な恩典が受けられること、
またタイ国内で生産すれば関税上有利になることなどにより、
コストを抑え、販売価格も安く抑えることが可能です。

一方、欧州などの自動車メーカーでタイ国内に生産工場がないメーカーは、
完成車をタイに輸入することになります。


タイは完成車に対して高い関税をかけているので、
販売価格も高くなってしまいます。
欧州メーカーの車を買えるのは一部の富裕層に限られ、
より手頃な価格の日本車が売れるということです。

タイで日本車が人気の理由・品質。

これは車に限らず、家電や化粧品にも言えることですが、
日本の製品に対する品質への信頼は厚く、
日本車は故障しにくい、耐久性が高いと考えられています。

タイも場所によっては舗装が悪い場合があり、
壊れにくいというのは重視される点です。

 

タイで人気の車種とは。

タイでも日本と同じ車種も走っていますが、
日本では見かけない車も多く走っています。
なかでもタイならではの人気車種は、
「ピックアップトラック」と「PPV」と呼ばれるタイプの車です。

 

タイで人気その1。ピックアップトラック。

ピックアップトラックは、見た目の通り荷台のついた車ですが、
荷物の運搬用と乗用の両方を想定しています。

よって運搬性だけでなく乗用性にも優れており、
定員も普通の車と同様4-5人が乗れるタイプのものもあります。

仕事で荷物を運ぶのにも使えるし、
休日に家族みんなで車に乗って出かけるのにも良いですよ、
という車がピックアップトラックです。

ちなみにタイではこういう光景が見られます。

荷台に人が乗っています。
(日本では道路交通法違反です。)

各メーカーともタイでピックアップトラックを生産していますが、
トヨタのハイラックス、いすゞのD-MAX、
日産のナバラなどが人気です。

タイで人気その2。PPV。

PPVとはPassanger Pickup Vehicleの略です。
先ほどのピックアップトラックがベースになった乗用車です。
自動車の構造的な話になりますが、
一般的な乗用車は「モノコック構造」の場合が多いですが、
ピックアップトラックは「フレーム構造」、
PPVもピックアップトラックと同じフレーム構造を持ちます。

サイズが大きく、大人数が乗れるのが魅力。

トヨタのフォーチュナーや三菱のパジェロスポーツなどが人気です。

まとめ。日本車が人気のタイ市場。今後の自動車事情は。

日本での日本車割合よりも、タイでの日本車割合の方が高い、
と言われるくらい、日本車が人気のタイ。
日本では売っていない車も走っており、
街中を歩いて車を眺めるだけでも楽しいです。

 

近年は環境保護の観点から、
世界的に「EVシフト」と呼ばれる動きが自動車業界にあり、
EV(電気自動車)の更なる普及を推進しています。
この動きを踏まえ、タイ政府は「地域のEV生産ハブを目指す」と発表しました。
Thailand to be regional EV hub in five years
(2020.3.11付 Bangkok Postより)

日系の各自動車メーカーも今、タイでのEV生産に向けて準備をしており、
今後は日本のEVもタイで走ることになるはずです。

 

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