vol135 海外移住 始めるのは簡単でも、住み続けるのは難しい。

タイで暮らす

最近は「海外移住」という選択肢がよく聞かれるようになりました。

某TV番組で海外移住した若い女性の暮らしぶりを特集したり、
海外の「そんなところ?!」で暮らす日本人を取材したり、
芸能人もマレーシアやシンガポール、ハワイで暮らす人がいたりします。

それでも、中には
「海外移住なんか何か特別なスキルや能力がある人しかできない」
「芸能人みたいにお金があるから海外移住できるんだ」

と思っている人も多くいるのではないかと思います。

たしかに「海外移住」というのは、
人生の中で大きな変化・大きな転機になるので
思いついてすぐに実行できることではありません。

かと言って、不可能な話でもありません。

海外に住むことそのものは、実は誰でもすぐにできます。
それよりも難しいのは海外移住のその先、
その国に「住み続ける」ことです。

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海外に住むのは簡単

海外に住むのは実はそれほど難しくありません。
手段があれば、誰でも海外に住むことができます。

国によってルールは違いますが、
一般的に考えられる手段を4つ挙げておきます。

ノービザで長く滞在できる国に行く

海外渡航にはビザが必要な国も多いのですが、
ありがたいことに日本のパスポートは非常に強い。
ビザなしでも日本のパスポートがあれば
ほとんどの国に入国することができます。

ただしノービザで入国すると滞在期限があるので、
一定期間で出国しなければなりません。
この滞在期限が長い国を探せば、
その国で「住む」ということが可能になります。

タイは30日間滞在ならノービザでOK。
(2020年12月22日から2021年9月30日までは45日。
詳細は在東京タイ王国大使館HP)

他にも台湾や韓国は90日、ジョージアは1年(!)など
調べればビザなしで長期間滞在できる国はたくさんあります。

*国によって滞在期間は異なります。
また観光目的のみ・就労不可などの制限がある場合が多いので、
事前によく調べてください。

学生として留学して住む

海外の大学や語学学校等に通えば、
まとまった期間海外に住むことが可能になります。

わたしも初めて海外に長期間住んだのは
大学時代の語学留学でした。
学生ビザを申請して取得し、学費を支払えば、
一定期間海外に住むことが可能になります。
語学学校や大学だけでなく料理やダンスなどの分野、
タイならタイ古式マッサージ留学というのがあります。

海外の大学を卒業するなら3-4年の単位で住めることになりますね。

ワーキングホリデーで住む

カナダやオーストラリア、イギリス、スペインなど
日本とワーキングホリデーの協定を結んでいる国であれば、
ワーホリビザを取れば
国によって違いますが基本的には1年間の滞在が可能になります。

年齢制限があったり、人数制限がある場合もあるので
タイミング・運次第なところもありますが、
最近はワーホリに行く日本人も多く情報もたくさん出てきますし、
ワーホリをあっせんしてくれるエージェントもあり、
さほど難易度は高くありません。

海外就職で住む

わたしがいままさにタイに海外就職で住んでいます。

vol82 タイで働く20代女性、海外就職の「年齢」を考える。
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会社をクビになったり会社がつぶれたりしないかぎりは
会社がビザの面倒も見てくれるしタイに住み続けることもできます。

「自国民の雇用を守る」という観点から
外国人の雇用に厳しい国も多く、
アメリカやヨーロッパでは就職はなかなか難しいのが現状ですが、
タイやベトナム、中国などアジア圏では
海外就職というのは一般的になりつつあります。

海外駐在も海外生活をする一つの手段にはなりますが、
会社の都合で3-5年程度で日本に帰る場合が多いので
ここでは除外します。

海外に住み続けるのは難しい

海外移住をすること、海外で生活すること自体は
さほど難しくない、方法はたくさんある
ということはご理解いただけたでしょうか。

難しいのは、「海外に住み続ける」こと。
海外に住み続けるには、
主に2つの問題がたちはだかります。
・ビザ問題
・お金の問題

海外に住み続けるのは難しい:ビザ問題

何よりもまず、外国人が海外で住むにはビザが必要になります。

ノービザ滞在の場合、必ず滞在期間までに出国しなければいけません。
滞在期間の長いジョージアでも
1年たてば国を出なければいけません。

学生ビザの場合もコースが修了すればビザも終わり。
いつまでもどこかの学校に在籍し続けて
学生として住み続けるというのもあまり現実的ではありません。
学費・生活費の問題などが出てきますからね。

ワーホリにしても滞在期間も年齢制限もあるので、
いつまでもワーホリで海外に住み続けられるわけではありません。

海外就職だと比較的現実味がありますが、
これもクビにならないか、会社が倒産しないか、
あるいは自分がいつまでも働き続けられるか
という不安はあります。

海外に住み続けるのは難しい:お金の問題

先ほども学費・生活費について少し触れましたが、
海外で暮らすためのお金を稼がなければなりません。

国によってルールは異なりますが、
学生ビザやノービザ滞在では就労不可とか、
アルバイトのみ可能といった制限があるので
ほとんど稼げないと考えた方がよいでしょう。

ワーホリは働くこともできますが、
アルバイトのような扱いになるので
海外で自由に贅沢して老後の心配もせず暮らすほどのお金は稼げません。

よほどパソコン1台で稼げるノマドワーカーや
株やFX等の投資でがっぽり稼いでいる人でない限り、
お金の心配をせずに海外に住み続けるというのはなかなか難しいと思います。

海外に住み続けるにはどうしたらいいの?

海外に住み続けるのは難しいとはいっても、
決して不可能ではありません。
おそらく長年海外に住み続けている人の多くは、
・その国の人と結婚している
・その国のビザを出してくれる会社で働いている
・その国で自身で事業を立ち上げている

ということになるかと思います。

その国の人と結婚する

その国の人と結婚をすれば配偶者ビザが出ます。

また、(いろんな価値観があるとはいえ)
一般的には結婚って1年2年の短期的なものではなく
生涯通じて一緒に暮らすことを考えてするものだと思うので、
海外で長く暮らすということにおいては効果的な方法の1つです。

ただ結婚はご縁も必要だし、
結婚に至るまでの手続き、家族の理解など、
むしろ結婚に至るまでのハードルが高いかもしれません。
結婚してからだってきっと大変ですよね。

その国のビザを出してくれる会社で働いている

これも比較的現実味がある方法かと思います。


ビザは会社が面倒を見てくれて、
しっかり正社員として働けば最低限の給与も保障されます。

ただし、会社をクビになったら、会社が倒産したら、
自分が病気で働けなくなったら、
というのは考えておく必要があります。
会社が倒産したということであれば
その国の別の会社に転職することも考えられますが、
自分が病気で働けなくなったら
就労しない以上その国に滞在する権利はありませんので
日本に帰らざるをえなくなります。

その国で自身で事業を立ち上げている

事業も通常は長期的に続けることが前提になるので、
長く海外に暮らすにはよい案かもしれません。

ただしやはり事業を立ち上げるには
利益の出る事業を作り上げたり、
国や政府の認可や手続きをしたり、
外国人と一緒に仕事したりと
困難が多いのは言うまでもありません。

 

他にも帰化する、とか永住権をとるとか、
考えられる方法はいくらかあるのですが、
条件があったりお金が必要になったり運次第であったり
やはり海外に住み続けることは決して簡単なことではありません。

 

それでも海外移住は始められる

海外に住み続けるのが難しいのであって、
海外移住はやろうと思えばさほど難しくありません。

特に「海外就職」については
定期的な収入があり、会社によってビザも保証されるため、
安定した生活をおくることが可能です。


セカ就! 世界で就職するという選択肢

海外就職によってもしかしたら結婚のご縁が見つかるかもしれないし、
ひょんなことから自分で事業を立ち上げることになるかもしれません。

海外就職をしている人も多く、
ブログやYoutubeで海外就職・海外生活を発信している人もいるので
インターネットやYoutubeで情報を探して、
短期の旅行でもいいので実際足を運んでみて、
知り合いがいれば話を聞いてみてもいいし、
海外転職エージェントもあるのでそれに登録して、
そうすれば海外移住は始められます。


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わたしは1―2か月程度でタイ移住が決まりました。
(特に移住したかったわけではないのですが。笑)

vol71 なぜ海外就職にタイ・バンコクを選んだのか?
2019年からタイ・バンコクで働いています。 その前は大学卒業後から数年間、東京の企業で働いており、 転職してタイに来たのですが、 「なぜ海外就職にタイ・バンコクを選んだのか?」 という話をしてみようかな、と思います。 ...

あと、最後にひとつ大事なこと。

もし、海外移住やっぱり失敗だったな、
あんまり自分にむいてなかったなと思ったら
国を変えてもいいし、日本に帰ればOKですよ。

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