vol127 選ばなかったほうの人生を思う。

タイで暮らす

ちょっと唐突なのですが、ときどき、
「選ばなかったほうの人生」を思うことがあります。

30年近く生きていれば、人生で大小さまざまな岐路に立って、
そのたびに何かを選んで、何かを選ばない、
ということを繰り返してきました。

きっとみんなそうだと思います。

 

そうやっていろんな選択をしてきて、
いまたどりついたのが「タイで働く」ということで、
(これは正直自分でもちょっと意外なのですが)
ここにたどりつくまでにあった選ばなかったほうの人生で、
いまだにときどき思い出すのが2.3ほどあります。


選んだほうの人生。ただのなりゆき。

 

それが頭から離れないのは
後悔でもあるし、未練でもあるし、
「選ばなかったほうの人生を選んでいたとしたら」
という好奇心でもあります。

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わたしの選ばなかったほうの人生

仕事をせずにスリランカやらシンガポールやら東南アジアあたりを
ふらふら放浪していた時期が1年ほどあります。

 


選ばなかったほうの人生。

 

放浪中にとある国で手伝っていた知り合いの会社に
(ビザの関係上就労はできなかったので当時はボランティア)
そのまま社員として働かないか、と誘いを受けました。

わたしが興味のある「外国語」とか「日本語人材」に関わる業務だったし、
こちらが出した少し強気の条件をまるっと飲んでもらったし、
あとはわたしが「行きます」と返事をするだけでした。

でも、最後の最後に「行きます」と言えず。

特に何の障害もなくて、
本当に自分が「行きます」とさえ言えば行けたのに、
「普通」から外れることに踏ん切りがつかず、
結局行きますとは言えませんでした。

あの時行くという選択をしていれば、
よく知った人と、自分の興味がある分野で働けたし、
いい待遇でお金も十分にもらえていただろう、
と今でもときどき選ばなかったほうの人生を思います。

「選ばなかったほうの人生」はいつもよく見える

友だちとごはんを食べに行った時、
自分が頼んだものよりも人のものがおいしそうに見える
経験をしたことはありませんか。

単調でおもしろくもない自分の仕事と比べて、
友だちは毎日忙しそうに働いてキャリアアップしていてうらやましい、
と感じたことはないですか。

 

「隣の芝生は青く見える」ということわざがあるとおり、
他人が持っているもの、自分が持っていないものは
すごくいいものに見えてしまいがちです。

それと同じように、
自分の手元にない「選ばなかったほうの人生」は
なぜかとてもよく見えてしまうようにできていると思います。

 

選ばなかったほうの人生を頭の中で想像する時、
そこにはムカつく上司も、厳しいノルマも、無意味な雑務も、
大きな仕事上のミスも、長時間残業もなくて、
何もかもがうまくいっています。

でも実際はそんなはずはありません。
お客さんに怒られたり、ややこしい仕事ばかり押し付けられたり、
病気したり、業績悪化で給与カットされたり、スマホをなくしたり、
うまくいかないことのほうが多いかもしれません。

選ばなかったほうの人生なんか、結局は幻想でしかありません。

わたしが選んだ人生は最高ではなくても、最善だと思う

選ばなかったほうの人生を考える時、
おそらく選んだほうの人生に大なり小なり不満があるんだと思います。
やっぱり現実はうまくいかないことの方が多かったりするんですよね。

だから、わたしが選んだほうの人生は最高ではありません。

 


選択肢にすら上がらなかった人生もある。

 

でも自分が選びうる選択肢の中では最善の選択であったと思います。

直感か、ご縁か、運命か、その辺はよく分かりませんが、
選ばなかったほうの人生は選ばないだけの理由があったんですよ。

それで、最高ではなくてもその時点において最善の選択をしたんだと思います。

「その時点で最善」だから、
今後さらにいい選択肢が出てくるかもしれないし、
選ばなかったほうの人生がまた目の前に出てくるかもしれません。

 

vol109 海外移住・タイに来た後悔を本音で話します。
「毎日海外旅行気分」「海外セレブ生活」とはいかないバンコク生活。海外移住の公開を本音で話します。

前にも書いたことがありますが、
タイに来たことに対しては後悔も多く、なくしたものも多いです。

それでもたぶん、当時自分が選びうる選択肢の中では
最善の選択であったはずです。
選ばなかったほうの人生がよく見えるのは幻想で、
もしかしたら選んだほうの人生よりひどかった可能性もあります。

選ばなかったほうの人生に未練があるなら、取り返せる

最後に、「後悔先に立たず」とは言いますが、
本気を出せば取り返せる後悔も中にはあります。

 

わたしも甘やかされて聞き分けの悪い人間に育ったので、
「選ばなかったほうの人生」を諦めきれないことが
たびたびあったのですが、
あまりに諦めがつかないので後から取り返しに行きました。

 

どうにもならなかった後悔もありますが、
どうにかなった後悔もあります。
わたしの経験談だから本当です。

 


選ばなかったほうの人生。東京某所。

コメント

  1. katura より:

    読ませていただきました。

    貴重な体験談ですね。
    私は海外で働いたことがないのですが、
    日本を離れた環境に身を置いているからこそ
    選ばなかった未来により意識を
    されるのかなと思いました。

    ありがとうございました。

    • Sarara より:

      ありがとうございます。
      海外に来るのがひとつ大きな決断で人生が大きく変わったので、
      それをしなかったほうの人生はどうなってたのだろう、とやはり気になりますね。

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