食べ物がおいしいタイ。
街を歩けばグルメ天国、
特に日本ではあまりお目にかかれない屋台も
タイではいたるところに出ています。
ガパオライスやカイジアオの屋台、小さいコーヒースタンド、
豚肉や鶏肉の串焼き屋台、カットフルーツ、
タイのお菓子なんかも売られていて、
今日はどこで何を食べようかな、と迷ってしまいます。
今日は、そんなタイの屋台フードの中から、
タイ生まれのカノムトーキョーのお話。
タイのお菓子、カノムトーキョーとは。
カノムトーキョーは、
カスタードクリームやパンダンクリームなどを
薄く焼いたホットケーキ生地で巻いたお菓子。
ソーセージや豚ひき肉を巻いた食事系のカノムトーキョーもあります。
屋台で食べられるお手頃おやつです。
カノムはタイ語でお菓子、トーキョーは東京のことを指すので、
カノムトーキョーは直訳すると「東京のお菓子」という意味。
じゃあこれは東京のお菓子なのかというと、
東京で見たこともないし聞いたこともないですよね。
少し古い2016年の記事ですが、
英字紙Bangkok Postでは
このお菓子のルーツについて以下のように説明されています。
カノム・トーキョーの発祥は、1964年のタイ大丸のオープンに起因する。
バンコク生まれのお菓子であり、東京では見かけない。この日本スタイルのタイ大丸は、
タイで初めにエスカレーターを設置したショッピングモールでもあるが、
この時に売られた「どら焼き」がタイ風に変化して取り入れられたものが
カノム・トーキョーであると言われている。
Bangkok Post:Tasty Trivia
名前はカノムトーキョーだけどバンコク発祥なので、
東京では見ないわけです。
中には「日本のお菓子だからトーキョーなんでしょ?」
と思っているタイ人もいるようですが、
わたしはタイ人の友人から
「これトーキョー関係ないのにカノムトーキョーなんだよ~」
と教えてもらいました。
見た目も味も
愛知県の名産として知られる「あん巻き」に
よく似ているかもしれません。
屋台フードなので価格もお手頃。
こちらは1本10バーツ(約35円)。
おやつにぴったりです。
ただし、他の屋台フード(例えばガパオライスやカットフルーツ屋台)
に比べるとカノムトーキョーの屋台は
町中ではなかなかお目にかかれない気がします。
大きな屋台広場やフードコートで見つかる場合もあります。
カノムトーキョーを見かけた際は
ぜひ食べてみてください。
タイ発祥のお菓子とはいえ、
かなり日本人受けする味で
少し懐かしい感じを覚えるかもしれません。
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