vol58 バンコク・新型コロナウイルスの記録(1)

タイで暮らす

世界中で新型コロナウイルスが大流行し、
各国で経済活動停止、ロックダウン、フライトの運休など、
たいへんな状況になっていますが、いかがお過ごしでしょうか。

わたしの今いるタイ・バンコクでも、
ここ数日は新規感染者数は減少してはいるもののこれまでに死者も出ており、
商業施設閉鎖、夜間外出禁止など、
いつもと違うバンコクの様子に戸惑っています。


4月上旬。日曜日にもかかわらず、ほとんど乗客のいないBTS。

これまでのタイにおけるコロナの発生状況や国の対策、街の様子などを、
いくつかのトピックを時系列順にピックアップしながら、
何回かに分けてお伝えします。

なお情報元は在タイ日本大使館やWHOの発表など
信頼できるものをソースとし、情報元も記載するようにしますが、
ご自身でもよくお調べになってください。

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2020年1月13日 タイ初の新型コロナウイルス輸入症例の発生

1月13日、タイで初めて新型コロナウイルスの輸入症例が発生したことが、
WHO(世界保健機関)により発表されました。


まだマスクをしている人は少ない。(bangkok post 20200113 より。)

この際感染が確認されたのは中国・武漢市からタイに来た中国人女性で、
スワンナプーム国際空港到着時に発熱が見られ、
病院に搬送後、新型コロナウイルス感染が確認されました。

WHO News Release20200113

在タイ日本大使館からのお知らせ20200116

 

また、1月16日には日本初の新型コロナウイルス感染事例が発表されています。
武漢市に滞在歴のある30代男性で、
1月6日の帰国後、発熱の症状で受診、入院されていましたが、
その後無事に退院されているようです。
厚生労働省発表20200116

2020年1月31日 タイ初の新型コロナウイルスの人から人への感染症例の発生

1月31日タイ保健省の発表によると、
中国へ渡航歴のないタイ人のタクシー運転手が、
新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。

これまでの症例は、中国へ渡航歴のある人が中国で感染し、
タイで発症・感染確認がなされた輸入症例とされていましたが、
タクシー運転手については中国へ渡航歴がなく、
タイ国内で初の人から人への「感染症例」となりました。
タイ保健省発表(20200131)

 


2020年1月下旬のソイカウボーイの様子。
店は通常通り営業しており、お客さんも多い。

 

1月末に近所のスーパーにマスクを買いに行ったのですが、
すでに品切れで、商品棚は空っぽでした。

2020年2月17日 空港での検疫強化の発表

2月17日、中国、香港、マカオ、台湾に加え、日本とシンガポールからの渡航者と、
14日以内にこれらの国に滞在していた渡航者に対する、
空港での検疫の強化がタイ保健省によって発表されました。

日本大使館からのお知らせ20200218
タイ保健省発表20200217

このころ、日本においては、
2月5日に横浜港に寄港したクルーズ船で新型コロナウイルス感染が確認されたり、
2月22日には日本での感染者が100名を超えるなど(いずれも厚生労働省発表)、
日本でも感染者数が増えていきます。

2020年2月23日 14日間の自己観察協力の要請

また2月23日には、感染症例が多くみられる地域からタイへ渡航した人へ、
人ごみに行かない、公共交通機関を使わないなど、
14日間の自己観察に協力するよう求める発表がタイ保健省よりありました。
タイ保健省発表20200223
日本大使館からのお知らせ20200223

ただし協力を呼びかけるもので強制力のある行動制限ではなかったため、
この発表以降もバンコクのBTSや繁華街などで、
日本人旅行者らしき人たちを見かけました。
ちょうど日本の大学が長い春休みに入る時期だったからか、
大学生風の若い方をよく見かけたと記憶しています。

その後2月27日には、感染例が多い地域(日本含む)からの渡航者に対して、
症状の有無に関わらず14日間の自宅やホテル等での待機・自己観察への
協力要請が出ています。(こちらも協力要請で強制力はなし。)
タイ保健省発表20200227
日本大使館からのお知らせ20200227

日本にいるわたしの友人も3月初旬にタイに遊びに来る予定にしており、
2月中旬はまだフライトが飛んでいたため、
欠航・渡航制限などがない限りは来るつもりでいました。
(結局欠航になったため、旅行はキャンセルしました。)

2020年3月1日 35歳男性死亡。タイ初の死者を確認

タイで初めて新型コロナウイルスによる死亡が確認されたことが、
3月1日タイ保健省より発表されました。
タイ国内で販売員として働いている35歳の男性で、
中国人客との接触があったとのことでした。

デング熱と新型コロナウイルスに同時に感染し、多臓器不全により亡くなりました。
タイ保健省発表20200301

コロナウイルスを振り返る(1)

感染者が少しずつ出始めた1月ごろはまだそれほど街の状況に変化はなく、
会社としてはかなり早くに海外出張の自粛を指示した企業もありましたが、
みんなあちこち出歩いたり、
マスク姿の旅行者もまだ多かったように思います。

わたしのまわりでは、感染出始めの1月というと、
日本人は「普通に手洗いうがいしてたら大丈夫でしょ」という反応が多い一方、
タイ人はかなり警戒している人もおり、
中国出張を予定していたタイ人は、
「感染するのが怖い」と言って出張をキャンセルしました。
今となってはそれが正解だったということがよく分かります。

 

4月時点、多くの国でロックダウンや外出禁止令、非常事態宣言などが出され、
街の様子や経済状況、働き方も、日々の生活もがらりと変わりましたが、
ここまでひどくなるとは予想していませんでした。

 

なお、新型コロナウイルスの感染者数や状況、
渡航制限などの情報は、
WHO(世界保健機関)や日本の厚生労働省HP、
タイ在住の方は在タイ日本大使館のHPなどで確認することができます。


WHOの新型コロナウイルスの世界感染者数などを確認できるダッシュボード
WHO coronavirus disease situation dashboard

次の記事でも引き続き、
コロナウイルスの記録をお伝えします。

vol59 バンコク・新型コロナウイルスの記録(2)
前回の記事「vol58 バンコク・新型コロナウイルスの記録(1)」に続き、 これまでのタイにおけるコロナの発生状況や国の対策、街の様子などを、 いくつかのトピックを時系列順にピックアップしながらお伝えします。3月初旬~3月22日までのトピックです。一部で買占めが発生したり、娯楽施設の営業禁止が発表されたりしました。

 

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